ユングフラウヨッホ        2010年6月30日


クライネ・シャイデックからユングフラウを望む(左)

 グルンデルワルトでスイスでの3日目の朝を迎える。
 窓からは、山頂が朝日で紅く染まったアイガーに、白い月が懸かっている。  アイガーを浮かび出している、青空が鮮やかさを増すに従い、月が背後を潜り抜け彼方に遠ざかる。
 白く耀く、アイガーを眺めながら朝食を済ませてから、徒歩で、グルンデルワルトの駅に向う。  前回は、インターラーケンから出発し、ここで乗り換えたが、今回は、グルンデルワルトから出発。  ラウバーホルンとチュッゲン山が見えてきたら、クライネ・シャイデックの街も見えてきた。
 クライネ・シャイデック駅を降りると、ユングフラウ連山が目の前に広がる。  余りの絶景に、全員が暫し見とれる。
 アイガー、メンヒ、ユングフラウ、シルバーホルンの山々が連なり、氷河の上のユングフラウ・ヨッホの黒い岩山もくっきり見える。  クライネ・シャイデックで、WAB登山鉄道からJB登山鉄道の赤い電車に乗り換える。
 アイガー北壁の内部にある、アイガー北壁駅と氷海駅の展望窓から、景色を楽しんでから山頂のヨッホ駅へ。
 クライネ・シャイデック  地図の中央がクライネ・シャイデックの駅ですです              <スイス ティーフェンカステルにて>
ユングフラウの登山電車からの風景を、  下記の「登山電車」のボタンをクリックして、60枚の写真でご覧ください。


スフィンクス展望棟からアレッチ氷河を望む(右)

 ユングフラウ・ヨッホに到着、エレベーターでスフィンクス展望台へ。  前回は吹雪で直ちに屋内に退散したが、今日は上天気で雲一つ無い。
 南を望むと、正面Iにユングフラウ、その右下に、正三角形のMathildenspitze、更に、その右下の見えるGuggi氷河越しに、  ラウバーホルン、チュッゲン山とライネシャイデックの街が見える。
 ユングフラウの左には、ロッタルホルン、グレッチャーホルン、Kranzberg、白い三角形のアレッチホルン、ライエクホルンと続き、  その左に、欧州大最のアレッチ氷河が広がる。  氷河の左には、Fiescher Gabelホルン、Gr.Wannenホルン、 Kammの三つの山が重なって見える。
 更に左に、Fiescher Gabelホルン、恐竜の背中のような山が Trugbergと続き、圧倒的な迫力で迫るメンヒを最後に、 スイス・アルプス初の世界遺産に指定された、大パノラマは終わる。
 エレベーターで下の展望台に行き、アレッチ氷河の奥に見える、Strahlホルン、Eggisホルン、Olmenホルンを眺めたのを最後に、 アイガー、グレッチャーに向う。
 ユングフラウヨッホ  地図の中央がユングフラウヨッホのスフィンクス展望棟です              <スイス  ユングフラウヨッホにて>
 スフィンクス展望棟からの展望風景を、  下記の「スフィンクス展望棟」のボタンをクリックして、51枚の写真でご覧ください。


 アイガーグレッチャー駅から下って、アイガー氷河を望む(左)

 ユングフラウヨッホから下り、アイガーグレチャー駅で降りる。
 アイガー氷河に押されながら、ハイキングをスタート、背後には、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山が広がる。  更に、その右には、真っ白いピラミットのような、シルバーホルンが鮮やかだ。  その右の谷間にには、ミューレンの街が見え、背後にはシルトホルンがある。
 ハイキングコースは、標高2320mのアイガー氷河駅から、標高2061mのクライネ・シャイデックまで、 行程差261mを下る初心者向けコースである。   クライネ・シャイデックの街が見えてきた。  背後に、左にラウバーホルン、右にチュッゲン山が見える。
 アイガー北壁が見える、西側の広い高原は、高山植物で埋まっている。  目の前に、クライネ・シャイデック駅舎やホテルのベルビューデザブルが見えてきた。
 11年前、20世紀最後の日食を見た思い出のクライネ・シャイデックに到着し、 ハイキングを無事終了する。
 ハイキング・コース  地図の中央がアイガークレッチャーからクライネ・シャイデックまでのハイキングコースです
              <スイス  クライネ・シャイデック>
 ユングフラウ・ハイキングの風景を、  下記の「ユングフラウ・ハイキング」のボタンをクリックして、83枚の写真でご覧ください。


カートレインの車両が並ぶカンデルシュテーク駅(右)

 ユングフラウ・ハイキングを終え、クライネ・シャイデックに到着、登山鉄道WABの駅へ。
 ユングフラウやシルバーホルンに雲が懸り、アイガーも雲で覆われてきた。  登山鉄道WABに乗ってラウターブルンネンに向かう。
   遠くに白雲を背負ったブライトホルンが見える。  アルペンリゾートとして知られているヴェンゲンに到着。  同じコースをたどった11年前の旅を思い出す。
 氷河に削られたU字型のラウターブルンネンの谷に近づくとシュタウフバッハの滝が見える。  電車からバスに乗り換え、リュチーネ川を下り、トゥーン湖の南岸を走り、  カンデル川を遡って、カートレイン乗車の北の駅のカンデルシュテークの町に到着。
 2007年に開通したレッチュベルグトンネルをカートレインで進む。  トンネルの出口にあるゴッペンシュタインから更に南下すると、氷河特急が走る谷に出る。  更に、マッタータール谷を南下すると、テッシュの町に到着、ここからはガソリン車侵入禁止である。
 BVZ鉄道の赤い電車に乗ってツェルマットへ。  ここでも日本人の多さに驚く。 明日のマッターホルンに期待をかける。
 カンデルシュテークの駅  地図の中央がカンデルシュテークの駅です              <スイス  カンデルシュテークにて>
 クライネ・シャイデックからツェルマットまでの風景を、  下記の「ツェルマットへ」のボタンをクリックして、26枚の写真でご覧ください。
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